日々雑感

日々思うことの備忘録です.

かつらとウィッグ

最近「かつら」のことを「ウィッグ」と呼ぶそうである.「かつら」は英語でwigなので,それを日本語として使っているということなのだろうが,個人的に発音しにくい難しい言葉である.

なぜこのような発音しにくい言葉を使って「かつら」という言葉を言い換えるのだろうか.勝手に推測するに,おそらく,「かつら」という言葉が「髪が薄い」ことを意味するので,それを口に出すのが恥ずかしいと思う人が多いためなのだろう.しかし,もしそうであれば,将来「ウィッグ」という言葉は「かつら」と同じ運命をたどることにならないだろうか.つまり「ウィッグ」という言葉が「髪が薄い」ことを連想させ,それが恥ずかしさにつながるのであれば,結局「かつら」のときと何も変わらないからである.

世の中ではこういった言い換え語がいろいろな場面で使われるが,このような言葉の賞味期限がどのくらいあるのか,気になるところである.